大きくて立派なお家に住む友人のところに4人で行ってきました。
目的は、家の片付けの手伝いです。
友人宅までの道中、車窓から見える、いくつもの街、きれいな海や山々、広かったり狭かったりする空を見ていたら、ふと思い出しました。
20代なかばまでの私は「苦手なことは?」って聞かれたら「生きること」と言っていたなぁと。
朝起きるのが苦手
学校や仕事に行くのが苦手
コミュニケーションが苦手
努力が苦手
掃除・片付けが苦手
などなど…
俗に「普通に生きること」のほとんどが苦手でした。
それなのに?
そんな私が今、人のお家の片付けの手伝いに向かっている。
人生って面白いなって思いました。
思えばあの時は、できる人になろう、優しくなろう、いい人になろう、賢くなろう、上手になろう…
いっぱいいっぱい自分に負荷をかけて、苦手を増やして、萎縮させてたのは何者でもない過去の自分自身でした。
そんなことはやめて、よく観て、みんなが喜んでくれそうなこと、全体の調和に向かっていけそうなことをただやってみたら良いだけだったんですね。
間違ったら直せばいいし、見つかった問題はまた次に取り組んでいけば良くて、その繰り返しをずうーっとしていけば良いだけなんですね。
できる人じゃなくても、優しくなくても、いい人じゃなくても、賢くなくても、上手じゃなくても、ただ一生懸命にやれば良いだけなんですね。
今は、上手ではないですが、生きることが苦手とは思わなくなりました。
過去に出会ってくれて、教えてくれた、すべてに感謝です。
まだまだ変な癖や嫌なところはたくさんだけど、それは課題として修正修正。
そして、未来に出会ってくれて、教えてくれる、すべてにも先駆け感謝!
立派で上手な片付けはできないけれど、よく観て、よく聞いて、今できる精一杯をみんなで頑張ってこよう。
そんな気持ちと共に、友人宅の玄関の戸を引きました。
続く…